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第17回福知山マラソン

〔JR福知山マラソン京都号〕は団体専用列車、特急型電車が使われている。途中、二条に停車したあとは福知山までノンストップ。ただし、列車行き違い待ちのため何度か運転停車した。念願の臨時列車に乗れて嬉しい反面、心は晴れない。この列車に乗っているということは、マラソンに参加するということでもある。当初は新設の10kmにするつもりだったが、フィニッシャーズTシャツは貰えないので勢いでフルマラソンにエントリーしてしまった。「怒涛の9月」および「奮闘の10月」の参加レース総距離はフルマラソンの2倍近くに達しているものの、いちどきにハーフ以上を走ったことは皆無、というか大会以外でほとんど走っていないのが現状である。加えて、前日まで咳イマジンと頭痛イマジンに取り憑かれており、万全な体調ではない。「卒倒の11月」そのままに、行き倒れてしまうかもしれない。まあ、途中棄権しても5kmラップの入った記録証が後日送られてくるとのことなので、とにかく予定どおり京都に前日きて1泊し臨時列車に乗り込んだ。
往路の車中では軽食が配られる。その内容は、スポーツドリンクPETボトル、VAAMゼリータイプ、丸いパン2個、バナナである。貰ったそばから食べつくす。食欲は充分あるようだ。定刻8:20に福知山到着。誘導されるままシャトルバスに乗り込む。会場に着いてみると人がワンサカいて、更衣する場所の確保に苦労する。ナンバーカードを付け終わり、受付で渡されたメッセージカードを見返す。地元の小学生の一人が直筆で書いたもので、絵まで付いている。こんなもの渡されたら絶対完走してその期待に応えなきゃならないではないか。まいったぜ…
トイレに行こうと会場敷地内を横切っていると、うどん屋の出店から湯気と匂いが立ち込めてくる。数十秒後、どんぶりを手にしていた。シンプルなきつねうどんだが美味かった。列待ちして用を済ませ、ようやく開会式の行われている広場にたどり着く。一般公募され採用されたフィニッシャーズTシャツデザイン授賞の最中。既に「あれを何とか手に入れたい」という気になっている。その後、インストラクター主導の準備体操で体をほぐし、スタート地点へ移動。申告した完走予定時間ごとにブロック分けされている。制限時間の5時間で申告しているので、最後尾のブロックで待機する。スタート位置はネットタイム計測には影響しないが、関門時間はグロスタイムで決めているだろうから大きな問題だ。
ついにその時が来た。10:30の号砲が聞こえる。予想どおり後方に並んだ集団は動き出せない。スタートラインを通過したのは、号砲が鳴ってから6分ほど経った後であった。往路はまず、福知山駅前付近を経由する周回ルート。10kmのランナーも同じコースを走る。市街地だけあって沿道からは多くの声援を受ける。その中を3km/20分のペースで進んでいく。4km地点の第1関門(35分)は余裕でクリア。市街地周回が終わり、7km付近で10kmコースと別れて左へ進路をとる。8km地点の第2関門(1時間)も今のペースで余裕のはずだが、スタートラインまでのロスタイム6分が響き、ぎりぎりでの通過となった。
由良川沿いの道を進んでいく。次の第3関門は20km過ぎの中間地点あたり。一番間延びしていて飽きがきそうなので、いつもの激気技「独り縁走」の出番。戦隊シリーズの主題歌をゴレンジャーから口ずさんでいく。日差しが結構強く、防寒のつもりでかぶっている帽子は日除けとして役に立っている。気温もそこそこ上がっているように感じる。ペースは一貫して3km/20分。周りのランナーも同じことを考えているのか、速度がほとんど揃っている。5kmごとの計測マット通過と約2.5kmごとの給水を順調にこなす。20km付近には給食所もあり、バナナを1本いただく。第3関門(20.65km地点、2時間30分)の時間には、その先の中間地点を通過していた。ハーフの記録としても良好なペースだ。折返し地点はさらに3kmほど先。既に多数のランナーが復路をすれ違っていく。早くあの中に加わりたい。未知の距離に突入しているが、27.75km地点の第4関門(3時間16分)までが正念場。今の3km/20分ペースだと際どい。折返し地点を廻り、程なく25kmの計測マットを通過。ハーフより長い距離の記録が初めて付くわけだ。口ずさむ歌は折しもゴーゴーファイブ、絶対そこにたどり着く! 閉鎖までのカウントダウンが始まろうとしている第4関門を際どくかわした。トイレ休憩を入れたのが災いしたようだ。
次の第5関門(32km地点、3時間50分)までは4kmほどの距離を30分程度で行けばよい。しかし、いわゆる「30kmの壁」は現れるのか?まだ走りでいけなくもないが、今にも膝が崩れ落ちそうになっている。30kmの給食所あたりから、安全策として高速歩行に移す。それでも第5関門では5分の貯金ができた。約5km先の第6関門(37.3km地点、4時間40分)まではその貯金を加えて55分、歩き続けてもクリア確実となった。しかもこの最終関門を通過すれば、制限時間の5時間を過ぎてもゴールが認められるのである。とはいえ、歩きっぱなしでは情けない。しかもどういうわけか、無理をしなければ走っているほうが楽に感じるのである。突然足が動かなくなることに警戒しつつ、走りと歩きを交互に繰り出す。10分近くの余裕を残して、ついに最終関門通過。ほとんどゴールした気分でいると、沿道から「まだゴールじゃないよ、気をゆるめずに頑張れ!」と声がかかる。ごもっとも。
15:00を過ぎて日は傾きはじめ、辺りには冷気が漂っている。動いているからまだしも、じっと立って応援するにはしんどいだろう。ここまできたら、制限時間の5時間を切ってゴールしたい。ラップタイム最終ポイントとなる40km計測マットを通過したのは約15分前。歩きを交えたとはいえ、ついに突破した30kmの壁。我が脚はまだ走りに耐えている。まさしくアンブレイカブル・レッグズ! 同じペースの女性ランナーが目の前にいて、ストーカーモードとなってしまう。このまま引っ張っていってくれることを願う。残り1km。最後の難関、ゴール直前の上り坂が続いている。見上げた先には、スタート時にくぐったゲート。スパートをかける力は残っていないが、走りは止まない。ようやく坂を上りきる、しかしゴールはまだ先。角を右折してゴールゲートを正面に見据えた瞬間、制限時間を知らせる花火が揚がった! 残念ながら、グロスタイムは5時間を十数秒超過してしまったようだ。
女子高生スタッフが手のひらを出して居並んでいる。ハイタッチしていいの?していいよね、答えは聞かないけど。よたよた進んでいくと、完走ランナー一人一人にアミノバイタル軍団の歓迎がある。まず粉末タイプを渡される。紙コップの水で流し込むと、PETボトル入りのスポーツドリンクタイプをとどめに貰える。アミノバイタルは公式スポンサーなので、このスポーツドリンクは全ての給水所に置いてあった。給食所には置いてなかったがクッキータイプもあり、こちらは自前で持参して走っている最中に食べ尽くした。
RCチップを返却し、完走証発行所へ。記録速報というから簡素なものを想像していたが、一般的な大会での完走証と同等のものである。ネットタイムも載っており、4時間55分を切った記録が印字されていた。この後、念願のフィニッシャーズTシャツ受取り。更衣場所までの足取りも軽く、と言いたいところだが、膝はこわばって階段を昇り降りするのに一苦労である。感動に浸るのは後回し、急ぎシャトルバスに乗り込み福知山駅へ向かう。帰りも〔JR福知山マラソン号〕。復路は空席が目立つが、祝杯をあげる客がいて騒々しい。京都からは木津を経由して大阪に入り1泊、翌日神戸空港から戻ることにしている。

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計測ポイント/スプリット (ラップ)
スタート/0:05:49
5km/0:39:19 (0:33:31)
10km/1:11:21 (0:32:02)
15km/1:44:45 (0:33:24)
20km/2:20:24 (0:35:40)
21.0975km/2:28:02 (0:07:38)
25km/2:55:29 (0:27:27)
30km/3:30:31 (0:35:03)
35km/4:06:36 (0:36:05)
40km/4:44:59 (0:38:24)
フィニッシュ/5:00:16 (0:15:17)

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